- 2022.12.02
- 活動情報
アメリカ研修その2:解剖学
時差ぼけに苦しんでいる副院長の高屋翔です。。。
クレイトン大学で研修が始まりました。1日目は解剖学!
当院ではインプラントや歯周病の手術を年間100件程度、親知らずの抜歯などを含めると年間500件以上は外科手術をおこなっています。南丹市、亀岡市、綾部市、福知山市の中でもトップクラスの件数です。
外科処置を行う上で必ず必要になる知識は、人体解剖です。
今回、解剖学を教えていただいた先生は、Dr Gib Willet ( Dr Neil Norton) クレイトン大学解剖学教室教授です。
本当であれば、学生時代だれもが読んでいた名著「ネッター頭頚部・口腔顎顔面の臨床解剖アトラス」の著者であるDr,Neil S Norton教授に教えていただく予定でしたが、残念ながら急病でお亡くなりになりました。。
レクチャーでは、顎の神経や血管の基礎から歯科用CTの読影などをみっちり教えていただきました。
特に歯科用CTに関しては、細かいところまで教えていただき、とてもタメになりました。
残念ながら日本では歯科用CTの読影に関して教育があまりされていません。インプラントをする際に骨があるかどうか、骨質がどの程度あるか、などの評価しかおこなっていないのが現状です。
歯科用CTでは、骨量や骨質の判断だけでなく、見えない神経や血管の位置、歯周病や根尖病変(歯の根の膿)、骨折や腫瘍などの重大な病気、骨粗しょう症などの骨に関する疾患などさまざまな角度から評価と診断ができます。
当院では高性能歯科用CTがありますので、重大な見落としがないようしっかり読影していきます!