みなさん、こんにちは！副院長の高屋翔です。先日、勤務医の湯浅とともに小児矯正の新しい治療「マイオブレース」に関するセミナーを受講してきました。

けっこうタイトなスケジュールでとても疲れました。。

当院では、以前より、子供の矯正治療を積極的に行ってきました。永久歯に生え変わり始めた時に、よく保護者の方から相談を受ける内容は、

「下の歯が変なところから生えてきた」「最近、歯軋りがすごいんです」「乳歯の時点で歯ならびが悪いんです」「硬いものを食べてくれないんです」

などなど、多岐に渡ります。

また、「前の先生は経過観察しかないと言われた」「将来的に永久歯を抜いて矯正しかないと言われた」という内容も数多く聞きます。

私自身も、こういった相談に頭を悩ませていました。なぜなら、従来型の矯正治療では、永久歯に生え変わってからしか対応できなかったからです。

そこで新しく導入した治療法が「マイオブレース治療」です。

あなたは、子供たちの笑顔を見るとき、その歯並びが将来の健康や自信に大きな影響を与えることを考えたことがありますか？

従来のワイヤー矯正とは異なる革新的な矯正治療法、マイオブレースについて詳しく説明します。

マイオブレースは、オーストラリア発祥の治療法で、抜歯をせず、ブラケット治療をせず、そして何よりも「痛みを伴わない」をコンセプトにしたものです。これは、世界100カ国以上で提供され、小児矯正の世界基準とも言える確立された治療法です。

従来のワイヤー矯正が主に歯を動かすのに対して、マイオブレースは歯の位置だけでなく、顎の成長をも自然に調整します。優れた顔面成長と正しい噛み合わせを達成することを目指すだけでなく、口腔内の正しい機能を養うトレーニングも提供します。これには、正しい舌の位置を習得し、鼻呼吸を促進し、唇を閉じるという要素が含まれます。

この点において、マイオブレースは単に歯並びを改善するだけでなく、口腔の健康全体を考慮に入れる全体的なアプローチを取っています。これにより、患者は将来的に健康的な口腔環境と美しい笑顔を手に入れることができます。

また、マイオブレースは非常にユーザーフレンドリーで、子供たちは自宅で使用できます。これは、定期的な病院訪問や長期間の固定装置を必要とする従来の矯正治療とは大きな違いです。

日本、特に京都ではまだ導入されているクリニックは数軒ですが、その効果と便利さから、ますます多くの歯科医院がこの新しい治療法を採用し始めています。

矯正治療を検討している方々にとって、マイオブレースは一考に値する選択肢と言えるでしょう。私たちが子供たちの未来を形成する一助となるような、この新しいアプローチを広く紹介したいと考えています。

みなさんによりよい治療を提供できるように研鑽を重ねていきます！