- 2023.06.17
- お知らせ
歯科治療の中断が全身性疾患の悪化と有意に関連性があることが判明しました!
おはようございます。副院長の高屋翔です。
先月、歯科治療の中断と、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、心・脳血管疾患、喘息という全身性慢性疾患の病状の悪化が有意に関連しているとする研究結果が報告されました。
近畿大学医学部歯科口腔外科の榎本明史氏らの研究によるもので、詳細は「British Dental Journal」に4月11日掲載されました。
これまで、歯周病が糖尿病や腎臓病、アルツハイマー型認知症などに大きな影響を与えることがわかっていました。私の感覚としても歯科治療の中断が全身疾患の悪化につながるということは薄々感じてはいました。科学的に証明されるとより真摯に受け止めないといけませんね。
みなさま、歯科に関する病気(むし歯と歯周病)は基本的に無症状です。症状が出た時にはすでに時遅し、ほとんどが重症です。ぜひとも、症状が出る前に歯科健診を行い、歯を削る、歯を抜くなどを避けるようにしっかりと予防しましょう!
治療中断が少しでもなくなるように当院でも工夫していきます!